赤坂氷川祭/赤坂氷川山車について

江戸時代の赤坂氷川神社の祭礼「赤坂氷川祭」は、神社の宮神輿を氏子町赤坂21ヶ町の山車13本が警固の形をとって神領内を巡行しており、最盛期は江戸で三番目に数えられた大規模な祭礼でした。

 この山車「江戸型山車」と呼ばれ、二輪車の上に三層の構造物がある、徳川家将軍の上覧に供するために人形をからくりで下げ、城門をくぐったあとでせり出すというものでした。
 江戸型山車は、都内著名な神社の多くの祭礼に用いられましたが、関東地方一円への流出や、関東大震災・大東亜戦争の災禍により、現在では殆どその姿をみることができません。ところがこの地域だけは、奇跡的に9体もの山車人形が現存しております。
しかしながら長柄・土台・車輪の部分が損壊し、また人形座、櫓梁等も充分には原型をとどめていないものも少なくありませんでしたので、近年祭礼で用いることはございませんでした。
この貴重な山車を復活させようという機運が高まり、平成18人に地域全体でNPO法人赤坂氷川山車保存会を立ち上げ、様々な関係機関のご協力のもと、修復・復元を重ねて参りました。今では「赤坂氷川祭」にこの山車を巡行させることが実現し、年々その規模も拡大しています。更には、地域各所にこの貴重な山車を常時見ることができる常設展示場も完成しております。

今後の氷川神社様のイベント

・12月22日(日) 餅つき大会
・1月1日(水) 初詣
・2月3日(月) 節分祭